후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あたまでっかち
あたまでっかち
下村 千秋
下村 千秋의 あたまでっかち을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 17,773자 · 36화면
「なあ、しろ公、おっかさんは、どこにいるんだよ?」
「なあ、しろ公、たのむからおまえが探してきてくれよ。」
「しろ公、おらなんだか気が遠くなってきたよ。」
「しろ公、夢みたいだなあ。」
そういっていたかと思うと、林太郎は草の上にふらりとすわってしまいました。そこは湖の岸で、すぐ下は水です。林太郎はそこにすわったまましばらくはふらふらしていましたが、やがてずるずるとすべって、もう少しで水の中へすべりこむところを、そこに一カ所ちょっとしたくぼみがあり、林太郎のからだはその中へぐあいよくすぽりとはまりました。
林太郎はそこで、虫のようにまるくなって眠ってしまったのです。かわいそうに林太郎は、おっかさんのお里を出てから、水一てき飲まずに五里ちかくの道を歩きつづけ、この町へきてもなにひとつたべずに、あっちこっちの病院をたずね回ったので、もうからだも頭もへとへとに疲れてこんなところにゆきだおれてしまったのです。
しろ公も林太郎とおなじように飲まず食わずですから、もう少しでへたばりそうになっていました。が、林太郎がそんなにたおれてしまったのをみると、これは兄貴の一大事とわかったらしく、しっかりと両耳をたてて、林太郎のそばにきちんとすわっていました。