후리가나로 읽는 일본 고전
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あほうどりのなくひ
あほう鳥の鳴く日
小川 未明
小川 未明의 あほう鳥の鳴く日(あほうどりのなくひ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,725자 · 16화면
子供は、しょんぼりとそこを立ち去りました。この哀れな有り様を見た若者は、群衆を憎らしく思いました。自分も困っていたのですけれど、まだわずかばかりの金を持っていましたので、その金の中から幾分かを、子供に恵んでやりました。子供は、たいそう喜んで幾たびも礼をいいました。そして、忘れまいとするように、じっと若者の顔を見上げていました。
その晩のことであります。空はいい月夜で、町の上を明るく昼間のように照らしていました。どこからともなく、口笛の声が起こりますとたちまちの間に、黒い鳥が、たくさん月をかすめて、四方から飛んできて、町の家々の屋根に止まりました。
町の人たちは、みんな外に出て、この黒い鳥をながめました。そして、こんな鳥が、どこから飛んできたのだろうと怪しみました。
しかし、今日の暮れ方、町で、あの汚らしいふうをした、髪の毛ののびた子供が、みんなからからかわれていた有り様を見た人たちは、あの子供がだまされたために、復讐をしたのだろうということを知りました。なんという名の鳥か、だれも、この黒い鳥を知っているものがありませんでした。その鳥は、からすよりか、形が小さかったのであります。