후리가나로 읽는 일본 고전
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いさましいはなし
いさましい話
山本 周五郎
山本 周五郎의 いさましい話(いさましいはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,835자 · 73화면
十二
せて、もうまちがいはないということに定ったそうでございます」
玄一郎は盃を措き、しんと眼をつむった。
十二
七日の謹慎が終って登城したとき、始終のことがはっきりわかった。
津田庄左衛門が主謀者で、益山郁之助ほか五人の青年たちがやったのだという。浪花屋はずっとまえから、――領内の材木を一手に扱いたいため、御山御用の許しを得ようとしてしきりに奔走していた。そこを利用したわけで、津田が勘定奉行の役印を盗んで捺し、碇山の檜の一部を伐り出す許可証を作った。
津田の自白によると、碇山からそのくらい伐り出したところで、奉行の許可証があれば山役人も疑うまいし、世間へ知れることもあるまいと思ったようである。
浪花屋の手代はすぐに園部村の山役詰所へゆき、許可証を示して伐り出しにかかる旨を述べた。詰所の役人たちはなんの疑いももたなかったが、そのなかの一人が城へ用事で来たとき、益山税所にふとその話をした。それが発覚のもとになったのである。
玄一郎に嫌疑のかかったのは、許可証の件だけではなく、召喚された浪花屋の手代が、玄一郎としばしば会食し、直接この許可証を取ったと申し述べたためである。