후리가나로 읽는 일본 고전
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いさましいはなし
いさましい話
山本 周五郎
山本 周五郎의 いさましい話(いさましいはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,835자 · 73화면
そのなかまでは書記役の益山郁之助と三次軍兵衛、収納方の上原十馬の三人が主動者であり、もっとも挑戦的だということを、まもなく玄一郎はみぬいたのである。
このあいだにもし津田老人を知らなかったら、彼の忍耐は続かなかったに違いない。単に忍耐が続かなかったばかりでなく、彼の後半生はまったく別個のものになったろうと思う。――ずっとのちになってから、老人と自分との複雑な関係がわかり、ひじょうな感動をうけたのであるが、それをべつにしても、津田老人のいて呉れたことは、彼にとってきわめて大きな救いであった。
津田庄左衛門は玄一郎の就任の披露にも列席し、老職に招かれた宴席でも、またこちらが望水楼へ招いたときも会っている。老人は作事奉行だから、三度とも顔を合わせている筈だが、彼には少しも印象が残らなかった。
初めて口をきいたのは霜月中旬の、曇った風の強い午後のことであった。下城して和泉門から出たとき、うしろから呼びかけられ、大手筋の辻までいっしょに話しながら歩いた。
「寒いのに驚かれたでしょう、なにしろ、気候の暴い土地ですから、――雪が来てしまえばまあ少しは凌ぎいいのですが、雪の来るまえのこの風ばかりはどうも、馴れている私どもでも、閉口します」