후리가나로 읽는 일본 고전
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すみだがわ
すみだ川・新橋夜話 他一篇
永井 荷風
永井 荷風의 すみだ川・新橋夜話 他一篇(すみだがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 44,378자 · 88화면
まだしも自分とお豊の生きている間は、あの人たちは両人の記憶の中に残されているものの、やがて自分たちも死んでしまえばいよいよ何も彼も煙になって跡方もなく消え失せてしまうのだ……。
「兄さん、実は二、三日中に私の方からお邪魔に上ろうと思っていたんだよ。」とお豊が突然話しだした。
稽古の男は「小稲半兵衛」をさらった後同じような「お妻八郎兵衛」の語出しを二、三度繰返して帰って行ったのである。蘿月は尤もらしく坐り直して扇子で軽く膝を叩いた。
「実はね。」とお豊は同じ言葉を繰返して、「駒込のお寺が市区改正で取払いになるんだとさ。それでね、死んだお父つァんのお墓を谷中か染井か何処かへ移さなくっちゃならないんだってね、四、五日前にお寺からお使が来たから、どうしたものかと、その相談に行こうと思ってたのさ。」
「なるほど。」と蘿月は頷付いて、「そういう事なら打捨っても置けまい。もう何年になるかな、親爺が死んでから……。」
首を傾げて考えたが、お豊の方は着々話しを進めて染井の墓地の地代が一坪いくら、寺への心付けがどうのこうのと、それについては女の身よりも男の蘿月に万事を引受けて取計らってもらいたいというのであった。