후리가나로 읽는 일본 고전
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それでもわたしはいく
それでも私は行く
織田 作之助
織田 作之助의 それでも私は行く(それでもわたしはいく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,708자 · 181화면
三条河原町
一
三条河原町
一
学生たちがセンター(中心)と言っている三条河原町に夜がするすると落ちて来ると、もとの京宝劇場の、進駐軍専用映画館の、「KYOTO THEATER」の電飾文字の灯りが、ピンク、ブルー、レモンイエローの三色に点滅して、河原町の夜空に瞬きはじめる。
丁度それと同じ頃だ、キャバレー歌舞伎の入口の提灯に灯りがはいるのは――。
提灯の色はやはりピンク、ブルー、レモンイエローの三色だ。
ここはもとアイススケート場だった。
アイススケート場が出来た頃、朝日会館と並んで、三条河原町の最もハイカラな建物といわれたが、しかし、今そのハイカラな建物に古風な提灯がついている。
これが京都なのだ、今日の京都だ。
新しさと古さの奇妙な交錯といえば、キャバレー歌舞伎という名前がそれだ。
終戦後の京都にいち早く出来た新しい設備は、キャバレーだ。そしていくつかのキャバレーのうち代表的なのは、三条河原町のそれが、しかもこの代表的なキャバレーに選ばれた名は、古風の象徴とでもいうべき「歌舞伎」だった。
ダンスと歌舞伎――。
松竹が経営しているとはいうものの、やはり奇妙な対照だった。