후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だだらだんべえ
だだら団兵衛
山本 周五郎
山本 周五郎의 だだら団兵衛(だだらだんべえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,271자 · 25화면
「覚悟はできておる!」
ときっぱり云い放った。そうこうしているうちに春が行き夏が来た。六月はじめのある日、城中から使者が馬をとばして駈けつけ、光政より急のお召を伝えた。取るものも取あえず登城する。
「御書院へ!」
と云われてそのほうへ参ると、光政の御前には意外にも梁川三十郎と南部八郎太の二人が坐っている。
「や、これはどうしたことだ?」
思わず立止ると、光政が微笑んで、
「いや面白い話よ、そちにも聴かそうと存じて呼んだのだ、近う寄れ」
と招かれた。団兵衛が光政に挨拶を済ませると、待兼ねていた八郎太が両手を下ろして、
「長い世話をかけた、かたじけない!」
と云いながら、懐しさを眼に籠めて、じっと団兵衛を見上げるのだった。
「なんの、貴殿痩せたな」
団兵衛はそれだけ、しかしその声はうるんでいた。二人はひたと眼を見合せてしばらくは言葉もない。あれほど仲の悪かった二人が、相逢うた恋人同志のように、ものも得云わず瞠めあっている様を見て、光政も思わず眼頭に熱いものを感じた。
「さ、八郎太、その節のこと団兵衛に語ってやるがよい」
やがて光政の促すままに、八郎太は当夜の事件を話し出した。