후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちくしょうだに
ちくしょう谷
山本 周五郎
山本 周五郎의 ちくしょう谷(ちくしょうだに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,788자 · 138화면
「私は、私はやはり」と西沢は吃った、「事実を老職へ訴え出て、いさぎよく罪を受けたいと思います」
「それで兄が生き返るか」と隼人が穏やかに云った、「手紙に書いてあったろう、兄がなにより心配していたのは、どうしたら西沢を破滅させないで済むかということだ、それは兄の本心なんだ」
西沢半四郎は眼をぬぐった。
「兄が生き返るならなのって出るがいい」と隼人は続けた、「それができないとすれば、兄の気持を生かすこと、西沢が侍らしい侍に立ち直ることが、ただ一つの、せめてもの償いではないか」と隼人は云った、「――おれはこの木戸でくらす、できることなら一生、流人村のために働くつもりでいる、そうなれば城下で顔を合わせることもないし、西沢も気兼なしにやってゆけるだろう、番が解けるまでの辛抱だ」
西沢はようやく顔をあげた。
「では本当に、――」と西沢は口ごもった、「私はゆるしてもらえるのですか」
「話はもう済んだ」
西沢はうなだれたが、またすぐに顔をあげ、こんどは隼人をまともにみつめて云った、「お願いがあるのですが」
隼人は西沢を見返した。
「私を貴方の側に置いて頂きたいのです」と西沢は云った、「貴方がここにいらっしゃるなら、私もいっしょにここに置いて下さい、貴方からはなれては生きる力がありません、自分でよくわかりません、私は一人ではとうてい