후리가나로 읽는 일본 고전
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とびよなけ
とびよ鳴け
小川 未明
小川 未明의 とびよ鳴け(とびよなけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,471자 · 12화면
露店が、連なっていました。その一つには、ヒョットコ、きつね、おかめ、などの人形がむしろの上へ並べてありました。それを商うおばあさんは、日がほこほこと背中に当たっているので、いい気持ちで居眠りをしていました。また、この寒いのに、どこから持ってきたものか、ふな、なまず、雑魚などの生きたのを売っている男がありました。これらの川魚は、底の浅いたらいの中に、半分白い腹を見せて、呼吸をしていました。その隣では、甘ぐりを大なべで炒っていました。四つ辻のところへ出ると、雑沓の中で、千人針を頼んでいる女がありました。通る女の人々が、そのそばに足を止めていました。
「もう、お正月がくるのに、出征する兵隊さんがあるんだな。」
辰一は、感慨深く思いました。戦地へいく人のことを考えると、じっとしていられないような気がしました。
このとき、突然軍歌の声が、停車場の方にあたってきかれたのでした。彼は、はじかれたように、群衆から抜け出て、急ぎ足で、その声のする方へと向かったのです。国防婦人の制服を着た人たちが、小さな日の丸の旗を振って、調子を合わせて歌っていました。戦闘帽を被った青年が、元気いっぱいに大きな声で、音頭を取っていました。