후리가나로 읽는 일본 고전
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とむらいきかんしゃ
とむらい機関車
大阪 圭吉
大阪 圭吉의 とむらい機関車(とむらいきかんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,729자 · 371화면
司法主任は、第二の屍体の発見に依って自分の抱いていた疑いが微塵に砕かれてしまったためか、すっかりしおれて、黙々としていたが、やがて思い出した様に傍らの路面から、私はうっかり気付かなかったのだが、先刻ここへ来た時に持って来て置いたらしい大型の撥形鶴嘴を取上げると、喬介の眼前へ差出しながら、
「やはり有りましたよ。こいつでしょう? 最初の屍体に加えられた兇器は。――あの貯炭パイルと、直ぐその東隣のランプ室との間の狭い地面に抛り込んでありましたよ。ええ、無論その撥形の刃先に着いていた砂は、顕微鏡検査に依って、貴方の仰有った通り、あちらの屍体の傷口の砂と完全に一致しました。尚、柄も調査しましたが、加害者は手袋を用いたらしく、指紋はなかったです」
喬介はそれに頷きながら撥形鶴嘴を受取ると、自身で詳しく調べ始めた。が、その柄の端近くに抜かれた小指程の太さの穴に気付くと、貪る様にして暫くその穴を調べていたが、やがて傍らの助役へ、
「これはどう言う穴ですか?」
「さあ――※(感嘆符疑問符、1-8-78)」
「当駅の撥形鶴嘴で、柄の端にこんな穴の開いた奴があったのですか?」