후리가나로 읽는 일본 고전
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とむらいきかんしゃ
とむらい機関車
大阪 圭吉
大阪 圭吉의 とむらい機関車(とむらいきかんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,729자 · 371화면
「成る程。じゃあやっぱり、現在深谷家にいる人々の中に、昨夜深谷氏の恐れていた奴がいるんだね?」
「そう考えるから六ヶ敷くなるんだよ。なにも深谷氏の恐れていた奴が、必ずしも犯人だとは限るまい」と東屋氏は改まって、「……とにかく、この辺に、白鮫号の重心板が喰い込んだ跡がある筈だ」
そこで私達は、恰度干潮で薄穢い泡を満潮線へ残したまま海水の引いてしまった水際へ屈み込んで、どろどろした泡を両手で拭い退けはじめた。この仕事は確かに気持が悪かった。が、間もなく私達は、干潮線の海水に三分の一程浸った幅一吋程の細長い窪みを発見した。そしてその窪みから一呎程のところに、海の底が岩になっていて、深緑色の海草、長海松の先端が三四本縺れたようにちょろちょろと這い出ていた。
「これで見ると、この重心板の窪みは、昨晩の満潮時につけられたものだね。昨晩の満潮時と云うと、恰度十二時頃だ。さあこれでよし。今度は、足跡の方向を尋ねて見ようか」
私達は、掻き消された足跡を辿って、草地の方へ歩き出した。二回程海岸と草地の間を往復したらしく、消された足跡は、外み出したり重複したりして沢山着いていた。