일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほととぎす

ほととぎす

堀 辰雄

堀 辰雄의 ほととぎす을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,252자 · 60화면

아오조라 문고

と答えたぎり、なんとも気にはとめなかった。

撫子は去年志賀の里から私の許に引き取られてきた頃から見れば、だいぶ大人寂びた美しさも具え出して来てはいる。そして幼少の折からいろいろ苦労をして来たせいか、年の割には世の中の事は何もかも分かるようで、私の前なんぞでは山里に一人佗しく暮らしている母の事などを少しも恋しそうにはしない位、――だが、身体つきなどはまだ細々としていて、全体に何処となく子供子供している。初事などはまだ遠そうである。――そういう誰の目にもつきそうもない小さな草花のように生い立っているこの少女を、まあその御方は何処からお聞きつけになって、もうそれに御目をかけられようとしているのだろう。……

右馬頭はその寮で道綱にお出合いなさると、話のついでにかならず撫子について同じような事を繰り返しお尋ねになるらしかった。最初は道綱も気になると見え、逐一それを報告していたが、私の方で一向取り合おうとしなかったので、しまいにはもう私には何も聞かせないようになった。ところが、或日、夜更けてから帰って来るなり、もう私の寐ているところへ這入ってきて、「実はきょうお父う様にお目にかかりましたら、お前の寮の頭がこの頃おれをしきりに責めるのだが、お前のところの撫子はどうしているな、もう大ぶ大きくなったろう、などと仰ゃっておりました