일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほととぎす

ほととぎす

堀 辰雄

堀 辰雄의 ほととぎす을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,252자 · 60화면

아오조라 문고

その二人のお身の上をつぶさに聞けば聞くほど、何か私も身につまされて、そう云うお暮らしではさぞその御方もこの世に思いの残るような事ばかりであろうと思いやられるのだった。

その人の異腹の兄だという、その禅師の君はいま京に住まっておられた。その禅師の君と、その話を持ち出した女房とが昵近の仲だったのである。で、すぐその禅師の君に話をしに往ってくれたが、「それは何よりな事です。早速志賀の里へ往って、お話をして参りましょう。どうも世の中があまりに果敢いようなので、いっその事尼にでもさせようかと思って、あちらへ遣ってあったのですから――」と云うこころよい返事だった。それから二三日後、その禅師の君は志賀の山を越えて往ってくださった。たまにしか訪れることのない、そんな異腹の兄がそうやって突然訪れていったのを、その世を佗びた女は何事かと訝しそうにしていたが、その話を切りだすと、はじめのうちは黙って聞いて、なんとも言わずに只泣いてばかりいたけれど、ようやく口を開いてこう云う返事をした。「わたくしはもうこれぎりの身と思い、自分の事なんぞはとうから諦めておりますが、ただ一しょにいる此娘がこのままではあんまり不便で、なんとか為様はあるまいかと思って居りました。