후리가나로 읽는 일본 고전
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めおとよろい
めおと鎧
山本 周五郎
山本 周五郎의 めおと鎧(めおとよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,130자 · 24화면
まえから良人のそぶりで、いつかはこういうことがあるものと覚悟をしていたらしい、妻はさしておどろくようすもなかった。「与吉郎どのは、近頃めにたって治部へとりいっている。殿のおためというが、それが本当ならむしろ殿の恥辱でさえあると思う。それとなくご意見をするのがおわかりがないらしい。それでとうとうこういう手段をとった。おそらく菊岡とは義絶になると思うが、そうなった場合おまえはどうする」屋代は良人を見あげて、それはあらためて申上げるまでもないと云った。「だが、もっと悪いことになるかもしれぬぞ」「いかようなことになりましょうとも」と屋代はつつましく答えた。「わたくしは香田家の嫁でござります」きまりきった返辞ではあるが、やはりきめどころをきめたという感じで、孫兵衛は心がおちついた。
与吉郎が石田三成にとりいろうとするのを、どうしてそこまでかれが憎んだかというには理由があった。ごしゅくん左京大夫幸長の父は、弾正少弼長政である。もと織田信長の家臣であり、秀吉とはあい婿の親族であったが、秀吉が関白太政大臣とまで栄達するあいだに、ふたりのあいだがらは必ずしも折合いがよくはなかった。