일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ゆだんたいてき

ゆだん大敵

山本 周五郎

山本 周五郎의 ゆだん大敵(ゆだんたいてき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,664자 · 41화면

아오조라 문고

百日ほど経ったとき、がまんがきれたとみえ、横堀賢七が道場を出るといいだした。

「……少し思案がございますから、ぶしつけですが道場から出して頂きます」

忿懣に堪えないと云いたげなかれの眼を、久之助は冷やかに見かえして、

「ならぬ」と答えた。

「そこもとたち五人は殿からお預り申したので、自分がよしと認めるまではいかなる事情があろうとも道場から出すことはできない、二度とさようなことを申せば……」

そこで言葉を切ったが、あとに続くべき言葉がどんなものか察しのつく、断乎たる調子が賢七の心をつよく打った。

一年めに、和田藤吉郎という者が免許を取った。かれは五人のなかでも最も栄えない存在で、挙措も鈍重だし、道場での稽古もぶきような、あまりとりえのない男にみられていた。

それが第一に免許を与えられたのである、他の四人も意外だったろう、しかし当人のおどろきは誰よりも大きかった。

「……そこもとにはもはや伝授すべきものはない、しかし今後が大切だから、道場での修業を忘れず御奉公をなさるよう、これは免許のゆるし書である」

そう云って封書を一通わたされたが、藤吉郎は顔を赧くして、なんとも具合の悪そうなようすだった。