후리가나로 읽는 일본 고전
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アンドロギュノスのちすじ
アンドロギュノスの裔
渡辺 温
渡辺 温의 アンドロギュノスの裔(アンドロギュノスのちすじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,168자 · 267화면
『これですよ……』
『おお※(感嘆符二つ、1-8-75)』清水は突き出されたその短剣のに目をやると、うめいた。其処には白く、菊花を彫った象牙の飾りが嵌められていたのである……
いきなり、清水は椅子を蹴たおして窓口にかけよった。が、そこを追いすがって後から苦もなく羽交いに抱きかかえると、ズブリ、ひとつ胸元を刳ぐっておいて、さて、西村敬吉は心持青ざめた顔に薄笑いを浮かべて云った。
『清水君。どうも仕方がない。これは我々「不正を悪くむ紳士方」の集まりである象牙菊花倶楽部の正当なる報酬なのだからねえ。もちろん、君が麻雀で大負けをして金に窮した結果、我が善良なる僕胡を欺いて君の宿に呼び寄せて惨殺し、そして彼の持っていた鍵を奪って倶楽部の象牙の牌を盗み出した、と云う事実に対してさ。君をうまく比の室に追い込んでくれた坊城は云うまでもなく僕と同様倶楽部員の一人だ。だから撮影場のピストルに悪戯をしておいたのは無論彼だろうね。わかったかい……併し、流石の僕も君には感心させられたよ。先ず、おそろしく覚悟のいい事にね。それから、そんなに覚悟がよくていながら、おそろしくどっさり嘘を並べること――ひょっとすると僕までが、うっかりオヤ! こいつァ一体何処から何処までが本当で、何処から何処までが嘘なのかしら――と、一寸けじめがつき兼ねた程