일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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カール・マルクスとそのふじん

カール・マルクスとその夫人

宮本 百合子

宮本 百合子의 カール・マルクスとその夫人(カール・マルクスとそのふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,263자 · 25화면

아오조라 문고

しかも『ライン新聞』を去ったカールが友人と共にパリで『独仏年誌』を発行することにきまって、編輯者としてカールが五百ターレルずつ定収入を得ることが出来るという見とおしがついて、はじめてイエニーとの結婚も実現したのであった。若いカールとイエニー夫妻は、一八四三年の十一月パリに向って出発した。新婚五ヵ月のマルクス夫妻をパリで待っていたのは、歴史のどんな波瀾であったろうか。

ここに一枚の写真がある。写真には年代不詳と書かれている。カール・マルクスが薄色のズボンに黒の服をつけ、右脚を組み合せて椅子にかけている。私たちが見なれているカール・マルクスの写真は、がっちりとした精気あふれる顔のぐるりを房飾りのようなすき間ない鬚で囲われた風貌である。この写真のカールは、見なれたそれらの写真の顔よりもまだずっと若い。広い額が内面の充実した重さでいくらか傾き、濃い眉毛のしたの大きい強い眼はいくらか細めてレンズに向けられている。彼の右肩に一つの手が軽くのせられている。それはイエニーのすらりとした手である。のどのつまった、袖口の広い服を裾長に、イエニーはカールの肩に手をかけて立っている。