후리가나로 읽는 일본 고전
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パラティーノ
パラティーノ
野上 豊一郎
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N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,267자 · 18화면
フォーロ・ロマーノからカピトルへかけて展望の開けた崖の端である。カリグラは此処から下の谷を越えてカピトルまで長い橋を架けようと計画した。サン・フランシスコのトランス・ベイ橋や、ニュー・ヨークのトライ・バラ橋を架けた今のアメリカ人が計画したのなら驚かないが、二千年前の設計としては奇想天外な思いつきだったに相違ない。その後で、ネロ(五代目の皇帝)は此の宮殿から谷を隔てた自分の宮殿(ドムス・トランシトリア)まで大仕掛の地下道を掘ってつなぎ合せた。その地下道は此の山の上の部分に今も殆んどそのままに残っている。大きな石畳で敷きつめた堅牢なもので、その中でカリグラは自分の近衛将校に殺されたともいわれるから、その地下道はカリグラ時代からできていたのを、ネロが拡張したのかも知れない。
しかし、パラティーノの遺跡の現存の部分だけについていうならば、ドミティアヌス(十一代目の皇帝)が最も顕著な建設者であった。彼は兄ティトゥス(十代目の皇帝)、父ヴェスパシアヌス(九代目の皇帝)の如く善良な皇帝ではなかったけれども、建築愛好の点に於いては父兄に類するものがあった。
ドミティアヌスの宮殿はドムス・フラヴィアと呼ばれている。