일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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モスクワいんしょうき

モスクワ印象記

宮本 百合子

宮本 百合子의 モスクワ印象記(モスクワいんしょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,941자 · 42화면

아오조라 문고

然し、彼はロシアなしではもう生きておられなかった。だからかえって来た。そして死んだ。彼のこの激しい郷愁の原因はどこにあったのだろうか。

またここに、「世界を震駭させた十日間」の筆者ジョン・リードがある。彼は饑饉時代に南露でチフスの為に死んだ。ジョン・リードは機敏なアメリカのジャーナリストとしての手腕の他に、他人ごとでない愛と興味をロシアとロシアの新生活に対して抱いていた。「世界を震駭させた十日間」に、彼はどんな私見もさしはさまず記録的に書いているが、記録蒐集のこまやかさと整理の印象的な点に、我々は彼がどんなにロシアに魅力を感じ理解していたかを知る。彼をひきつけ、我等を吸いよせ、殆ど眼を離させぬロシア生活の魅力とは、一体どこにある何ものなのであろうか。

私はそれを感じる。モスクワの古く狭い街路の上に。群集の中に。或はホテルの粗末な絨毯の上を闊歩する代表員のキューキュー鳴る長靴の上に。スイッツルの旅行者はアルプスと碧い湖と林とを見る。何より先自然の美観が彼に作用し、各々の才能に従って三色版のエハガキのようにか、或は散文詩のようにか彼の印象記を書かせるであろう。