후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
うぶやものがたり
与謝野晶子評論集
与謝野 晶子
与謝野 晶子의 与謝野晶子評論集(うぶやものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,383자 · 233화면
私は現に市役所で売る廉米を買って、その時価よりも十銭近く廉いという実際の利益を十分に嬉しく感じながらも、一面では、寺内内閣の施設さえ早く宜しきを得ていたら、こうした心にもない恩恵を受けなくても済むものをと思って、一種の遺憾と不快とを抑えることが出来ません。
寺内内閣が天下の器でないことは、このたびの暴動を激成したことに由って余りに明かになりました。国民は既に挙って寺内内閣の弔鐘を打っております。
寺内内閣が直ぐに崩壊すると否とにかかわらず、また食糧騒動がこれきり鎮静すると否とにかかわらず、物価暴騰の事実は依然重大な社会事実として残っております。恩恵的行為である、内外米の廉売の如きは、目前の危急を一時的に救う変則的調節策に過ぎません。為政者は異常の時に異常の策を撰んで、米の不足を補うために本年度の酒造を全く禁止するも宜しいでしょう。食糧を初めその他の第一必要品の配給を容易にするためには、船腹の不足を補って多数の軍艦を代用するも好く、全国の汽車をそれらの運輸のために臨時に無賃とするも好いでしょう。また私たち無産階級のみが外米を食べるのでなくて、河上肇博士の説の如く、貴族と有産階級とに論なく、臨機の処置として国民全体が一斉平等に外米を混じた米を食べるだけの忍耐を自覚せしめ、社会に外米を混じない米の存在を許さない