일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちゅうせいのぶんがくでんとう

中世の文学伝統

風巻 景次郎

風巻 景次郎의 中世の文学伝統(ちゅうせいのぶんがくでんとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,977자 · 230화면

아오조라 문고

六

それまでのところでは、御子左の人たちは九条家、六条の人たちは土御門家というように愛護者をたよって、その家の範囲内で歌合を催してはいても、京都を打って一丸とするような歌壇というようなものはなかったのである。それに、その出世がおそいということも敢て定家一人のことでなく、中堅層の人たち全体の運命だったので、この時代の一流の玄人作家はみな、同じような社会的不遇の中で、歌だけに心を傾けていたのであった。後鳥羽の仙洞に歌壇ができてくるまでに、よい作者たちが歌の技の方で行くところまで修煉を積みきっていたことは、新古今の時代にとって幸なことだったわけである。

六

次にまたこれも、『新古今集』撰定が如何に後鳥羽院を中心にして行われたかを明らかにするために、その経過を客観的に概略だけ記して置こう。

建仁元年(一二〇一)十一月三日に左中弁長房朝臣の奉書を以て、上古以後の和歌を撰進するように、和歌所の寄人たちに仰せが下された。これが『新古今集』編纂の事業の、形にあらわれた最初であった。仰せを蒙ったのは和歌所の寄人たちであり、事務には和歌所の開闔家長が何かと与っているから、和歌所の設立は撰集事業の前ぶれであったといえなくもない。