후리가나로 읽는 일본 고전
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 中国の怪談(二)(かかこうしゅ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,926자 · 225화면
彼は甦ったように喜んで歩いた。
林の樹はすぐなくなって燈の光がはっきり見えてきた。其処は四辺がきれいに開けていた。燈の光は其処に人家の塀らしいものをぼんやりと映しだした。
杜陽は真直に歩いて往った。大きな邸宅の門が見えて、その燈の光の出ている門傍の小座敷もはっきり見えてきた。彼は行商をして往き暮れて時どきそうした家へ宿を取っているので、其処へ宿を頼みに往くということはあまり苦にもならなかった。
杜陽は小座敷の前へ往って中を覗き込みながら扉を叩いた。
「もし、もし、しょうしょうお願いいたします」
中から年とった男の声がした。
「何人だ、何人だ、この夜更けに、何の用だ」
杜陽は言った。
「壑の中へ墜ちて、困っておる者でございます」
「なに、壑の中に墜ちて困ってる」
中の声は驚いたように言ったが、それといっしょに扉が開いて髪の長い痩せた男が顔をだした。
「壑へ墜ちたって、それじゃお前さんは、他から来たのじゃな、どうして、ここへ来られたのじゃ」
「この山の上の道をあるいておりますと、虎が出てきて僕を噛もうとしましたから、逃げようとする拍子に、足を踏みそこなって、この壑の中へ墜ちましたが、運好く落葉の上へ墜ちましたから、すこしも怪我はしませんでした」