일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう

中国怪奇小説集

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 中国怪奇小説集(ちゅうごくかいきしょうせつしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 179,458자 · 363화면

아오조라 문고

唐の太宗皇帝が彼に命じて長孫無忌(太宗の重臣)の鞍を取って来いと言った。同時に無忌にも内報して、取られないように警戒しろと注意した。その夜、鳥のようなものが無忌の邸内に飛び込んで、二つの鞍を二つに切って持ち去った。それ逃がすなと追いかけたが、遂に捉え得なかった。

帝はまたかれに命じて丹陽公主(公主=皇女)の枕を取って来いと言った。それは金をちりばめた函付きの物である。かれは夜半にその寝室へ忍び入って、手をもって睡眠中の公主の顔を撫でた。思わず頭をあげるあいだに、かれは他の枕と掏りかえて来た。公主は夜の明けるまでそれを覚らなかった。

又ある時、彼は吉莫靴をはいて、石瓦の城に駈けあがった。城上の墻には手がかりがないので、かれは足をもって仏殿の柱を踏んで、檐さきに達し、さらに椽を攀じて百尺の楼閣に至った。実になんの苦もないのである。太宗帝は不思議に思った。

「こういう男は都の近所に置かない方がよい」

彼は地方官として遠いところへ遷された。時の人びとは彼を称して壁龍といった。

太宗は又かつて長孫無忌に七宝帯を賜わった。そのあたい千金である。この当時、段師子と呼ばれる大泥坊があって、屋上の椽のあいだから潜り込んで無忌の枕もとに降り立った。