후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 中国怪奇小説集(ちゅうごくかいきしょうせつしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 179,458자 · 363화면
雷車
雷車
東晋の永和年中に、義興の周という姓の人が都を出た。主人は馬に乗り、従者二人が付き添ってゆくと、今夜の宿りを求むべき村里へ行き着かないうちに、日が暮れかかった。
路ばたに一軒の新しい草葺きの家があって、ひとりの女が門に立っていた。女は十六、七で、ここらには珍しい上品な顔容で、着物も鮮麗である。彼女は周に声をかけた。
「もうやがて日が暮れます。次の村へ行き着くのさえ覚束ないのに、どうして臨賀まで行かれましょう」
周は臨賀という所まで行くのではなかったが、次の村へも覚束ないと聞いて、今夜はここの家へ泊めて貰うことにすると、女はかいがいしく立ち働いて、火をおこして、湯を沸かして、晩飯を食わせてくれた。
やがて夜の初更(午後七時―九時)とおぼしき頃に、家の外から小児の呼ぶ声がきこえた。
「阿香」
それは女の名であるらしく、振り返って返事をすると、外ではまた言った。
「おまえに御用がある。雷車を推せという仰せだ」
「はい、はい」
外の声はそれぎりで止むと、女は周にむかって言った。
「折角お泊まり下すっても、おかまい申すことも出来ません。わたくしは急用が起りましたので、すぐに行ってまいります」