일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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えいがをつくるはなし

中谷宇吉郎集 第三巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第三巻(えいがをつくるはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,667자 · 95화면

아오조라 문고

北海道でも、新しいあまり上等でない線路では、三十センチないし四十センチもの凹凸が出来ることが珍しくない。もっともそれは例外的なことで、普通は十センチ程度のものである。それでも汽車にとっては大変なことなのである。

凍上の現象は、勿論北海道に鉄道の敷かれた時からあった。そして毎年々々莫大な損害を鉄道にかけて来たのである。これに対して今まで採られて来た対策は、挟木をレールの下に入れて、レール面の水平を保つという方法であった。普通一月になると、線路の或る部分が先ず凍上を起す。そうすると、凍上を未だ起さない部分にわたって、犬釘を抜いてレールを枕木から離し、レールと枕木との間に、適当な厚さの挟木を入れて凹凸をならし、又犬釘で打ちつけて置く。時によると数日の後には、もう今度は別の所が凍上したり、又は前の凍上が増したりする。それで又挟木の数を増すか又は取り換える必要が出て来る。こういういわば賽の河原のようなことを、保線の現場の人たちは、厳寒の荒野で寒風と闘いながら、冬中繰り返しているのである。その上融解期になると、今度は今迄に隆起した凍土が一度に融けて陥没し、線路がぐらぐらになる。