후리가나로 읽는 일본 고전
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「もくせい」ごうのなぞ
中谷宇吉郎集 第六巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第六巻(「もくせい」ごうのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,784자 · 269화면
この書に納めた「露伴先生と神仙道」に詳しく書いたように、先生は死の前日、危篤の病人がよく見せるあの小康を得て、文さんとかなり長い間話をされ、最後に「じぁ、いいかい」と聞かれたそうである。文さんが「はい、よろしゅう御座います」と答えると、「それじぁ、俺はもう死んじゃうよ」といわれた。それが最後であって、あと再び意識は戻らなかった由である。この先生の最後の言葉には、何か民族の郷愁というようなものが感ぜられる。しかしそれは捕えんとすれば跡形のないものである。前文『露伴先生と神仙道』及び本文は、いわば先生臨終の「じぁ、俺はもう死んじゃうよ」という言葉の解説である。あの最後の言葉は、われわれの心琴に不思議な響を残す。それは古代東洋人の血が、今もなおわれわれの身体の中を流れているからであろう。
神怪妖異の外丹的神仙道はしばらくおき、神仙道の真髄である参同契の思想は、今日まで猶生命を保っていても、少しも不思議ではない。というのは、それは現代の科学と矛盾するところが無いからである。むしろ全く新しい未知の分野を開拓しようとする科学者が、『参同契』を熟読翫味するならば、一種の啓示を得はしないかと思われる節があるくらいである。