후리가나로 읽는 일본 고전
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くたにのさら
九谷の皿
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 九谷の皿(くたにのさら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,122자 · 3화면
支那の古い時代の青墨の色に、興味をもったのは、高等学校の学生時代である。
四高へ通っていたころ、中村浩さんという日本画家と知り合いになった。油絵から転向した人で、色にはきわめて敏感であった。支那の名墨の墨色図鑑を自分でつくって、秘蔵していた。旧家やこっとう屋を回って、ちょっと磨らせてもらって、その墨色を収集したものである。
それ以来、興味はもっていたが、名墨の物理的研究までは、さすがに手が出なかった。しかし戦後になって、度胸をきめて、少し手がけてみた。電子顕微鏡だの、X線だのを使って調べてみて、やっと少しわかった。名墨といわれるものは、粒子が円く、全体として半ば結晶質になっているのである。
初めは墨色の研究のつもりだったが、だんだん嵩じてきて、とうとう一昨年は、墨絵の展覧会までやった。私の墨絵の高弟で、出藍の誉れ高い、岩波の小林勇君との二人展である。
小林君は、高弟というと腹を立てるが、これは警視庁ご証明づきであるから、仕方がない。そのてんまつには、ここではふれる暇がない。
それ以来、二人ともますます熱が上がってきた。小林君は、そのうちに、今の仕事を止めて、画家として立ちたい希望のようである。