후리가나로 읽는 일본 고전
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ごかいのまど
五階の窓
小酒井 不木
小酒井 不木의 五階の窓(ごかいのまど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,512자 · 43화면
さて、事務所の床の上にどんな足跡があったかと申しますと、そこに二種類の足跡、換言すれば二人の足跡がありました。その足跡は二十七号室との境にあるドアから、街に面した窓に向かって中央のデスクの横を通って、斜めに線を描いてついておりました。一人のほうの足跡は、ドアから窓に向かって比較的早い歩調で歩いておりますが戻った足跡がありません。いまひとつの足跡は爪先のほうだけしかついておらぬけど、確かに戻っております。ところが、前者の足跡は西村社長の靴と一致しておりますが、爪先で歩いたほうの足跡はだれのものか分かりません。しかし、西村社長の歩いた上にも後者の足跡がついていて、西村社長が一度もその爪先の足跡を踏んでいないところを見ると、第二の人は西村社長のあとから窓際へ行ったに違いありません。してみると、その第二の人は時間的にも場所的にも西村社長のあとから窓際へ行ったこととなります。そうして社長の戻った足跡のないところを見ると、社長はそのまま窓から飛び出したことになります。
そこで当然起こる問題は、社長が窓から飛び出したことが社長自身の単独行為によったか、または第二の人の力が加わって強制的に飛び出さしめられたかということです。