일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じんぞうものがたり

人造物語

海野 十三

海野 十三의 人造物語(じんぞうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,674자 · 17화면

아오조라 문고

その小説の名は「電波嬢」というのであって、これは延原謙氏も未だに御存知ないことだろうが、僕がその小説の挿絵を画いたのである。

いつも僕は自分で小説を書いてしまうと、あとはその小説にどんな挿絵が画いてもらえたかと、それが恋人を待っているように、待たれるのである。自分の描想以上に、描かれた人物の性格などが、はっきりと出ていたりすると、その日一日は、顔の造作を崩して、自分でも恥かしいくらい、喜ぶのである。

延原氏が、僕と同じ考えを持っていられるかどうかは知らないが、若し同じ考えをお持ちならば、僕の画いた挿絵は、すくなくとも氏を二三日立腹させて置くに充分だったろうと思い、妙な場所柄ではあるが、ここに謹んで、お詫び申上げておく次第である。

*   *

さてその「電波嬢」には、ウェルズ博士というのが現れる。この博士はエッチ・ジー・ウェルズそっちのけの科学的空想家で、モートル仕掛けのセントバナド種型の犬を作りあげる。博士は、その後に、「電波嬢」一名メリー・ウェルズなる人造人間を作るが、これが世にもまことに麗しい妙齢の婦人の相貌を備え、しかも機械力で二十人力の腕力があり、要所要所に六個の耳を備えて居り、時速六十哩の快速力で、駈け出すことができるという鬼神のお松そっちのけの人造人間である。