후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にんげんひょう
人間豹
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 人間豹(にんげんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,989자 · 311화면
いくら気丈な女探偵だといっても、これは少し冒険すぎはしないだろうか。人間豹はまだ執念深く、その辺の闇に身を潜めていないものでもない。もし彼女のこの不用意な外出を、あいつに悟られでもしたら……
いや「したら」ではない。もうちゃんと悟られてしまったのだ。けだものは、果たしてそこに待ち伏せしていたのだ。
やがて車が音もなくすべり出すと、それを待ち構えてでもいたように、黒い風みたいなものが、サッと飛び出してきて、いきなり自動車の後部へしがみついたではないか。いうまでもない、あいつだ。遠ざかって行く自動車のうしろに、陰火のような二つの蛍火が見えていた。[注、当時の自動車は箱型で、後部にすがりつくことができた]
だが、いつまであんな恰好でしがみついていられるものだろう。やがて車は明るい街路へ出るに違いない。交番の前も通るに違いない。そうすれば、文代さんは害を受けないですむのだ。早く明るい大通りへ出ればよい。
ところが、これはまあどうしたことであろう。車は意地わるくも、まるでわざとのように、淋しい町、淋しい町とえらんで、しかもだんだん郊外の方へ出て行くではないか。