후리가나로 읽는 일본 고전
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にんげんひょう
人間豹
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 人間豹(にんげんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,989자 · 311화면
「君一人でかい」
力にかけては十人力の人間豹、一人と一人の争いなら、ビクともするものではない。
「いや、必ずしも僕一人ではないがね」
「それじゃあ、貴様……その辺に仲間が待ち伏せしているんだな」
俄かに恩田の形相が険悪になったかと思うと、いきなり両手をひろげて飛びかかろうとした。
「いや、そいつはいけない。正当防衛の意味でなら、僕は君を銃殺する決心でいるんだよ。手を上げたまえ」
明智の仕草がすばやかったので、相手は用意の拳銃を取り出す隙がなかった。さすがの野獣も言われるままに「お預け」みたいな恰好をしなければならなかった。だが、そうしていながらも、彼は隙もあらば飛びかかろうと、油断なく眼をくばっている。
「諸君、もう出てもよろしい。早くきてこいつを縛ってください」
明智の声に応じて、闇の木蔭から、四、五名の私服警官がバラバラと飛び出してきた。
「恩田、神妙にしろ」
そのうちのおもだった一人が、昔ふうの掛け声で、恩田の背後から組みつくと、つづく二人の警官が、捕縄さばきもあざやかに、たちまち人間豹を、身動きもできぬように縛り上げてしまった。
「それでは、こいつは諸君に預けましたよ。