일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にんげんひょう

人間豹

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 人間豹(にんげんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,989자 · 311화면

아오조라 문고

老人は空うそぶいて取り合おうともしない。こいつ油断がならないぞ。ヨボヨボしたおやじだけれど、眼の色が唯者ではない。

「じゃ、お尋ねしますが。お宅に若い娘が来ていやしませんか。弘子というカフェのものですが」

思いきって、尋ねてみた。

「若い娘? わしゃ知りませんな……だが、立ち話もなんじゃ、こちらへおはいりなさらんか。ゆっくりお話しを聞きましょう。門を乗り越したりして、けしからんお方じゃが、まあそれはそれとして」

突然、老人がニヤニヤと愛想よくなった。変だ。何かわけがあるのに違いない。だが、のぼせ上がった神谷は、それまで気がつかず、誘われるままに、老人のあとについて、家の中へはいって行った。

通されたのは、窓が高く小さくて、まるで牢獄のように陰気な洋室であった。

「わしは老いぼれた学究でしてな。世の中の交際もしておらんので、お客をもてなす部屋もありませんのじゃ」

いかにも老人の言う通り、それは実に異様な部屋であった。一方には大きな本棚に、金文字の褪せた古ぼけた洋書がギッシリ詰まっているかと思うと、一方の棚には、薬剤であろう、レッテルを貼りつけた大小さまざまのガラス瓶が、ほこりまみれになって並んでいる下に、実験台のようなものがあって、たくさんの試験管、フラスコ、ビーカー、蒸溜器などが、雑然と置いてある。