일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にんげんひょう

人間豹

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 人間豹(にんげんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,989자 · 311화면

아오조라 문고

切断されるが早いか、今までロクロと数人の力とで地上に引きつけられていた風船は、まるで鉄砲玉のように恐ろしい早さで天空に舞い上がって行った。

「ワハハハハハ明智君、あばよ。恒川君、あばよ。ワハハハハハ」

飛び上がる風船と共に、悪魔の哄笑は、スーッと、尾を引くように、遥かの天空へと消えて行った。しばらくのあいだは、銀色の風船の下に、片手と両足でつかまった、小さな黒い人の姿が、地上の群集に向かってしきりと手を振っているのが眺められたが、やがてそれも見えなくなって、ただゴム毬ほどの銀色のものが、風のまにまに白い雲のあいだを縫って、東京湾の方角へ流れ流れて行くのを見るばかりであった。

その翌日、相模半島の漁船が、沖合遥かの海上に、銀色の大ダコのような怪物がただよっているのを発見した。調べてみると、それはZ曲馬団のアド・バルーンに違いないことがわかったが、「人間豹」恩田の死体は、ついにどこの海岸に打ち上げられたという報告にも接しなかった。彼は風船と悪運を共にして海底の藻屑と消えたのであろうか。それとも、運命強く通りがかりの船などに救われ、まだこの世のどこかの隅に、あの燐光の眼を光らせて、再度の悪事を計画しているのであろうか。