후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にんげんひょう
人間豹
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 人間豹(にんげんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,989자 · 311화면
神谷と弘子との仇敵は亡びてしまったに違いない。そして、後日あれほど世を騒がし、人の生き血を流した大害悪をも、未然に防ぐことができたであろう。
だが、幸か不幸か、いやいや、実もって不幸なことには、恩田の命は死の一歩手前で喰いとめられた。最後の一瞬間に救い主が現われた。
息を止めて見入っていた神谷の鼓膜に、突如異様な衝動が伝わった。眼の前の光景が、グラグラと揺れたように感じられた……銃声だ。誰かが恩田の危急を救うために発砲したのだ。
立ち昇る白煙の下を、猛獣は剥製の豹のようにピンと四肢を伸ばして、一転、二転、三転し、遂に長々と伸びたまま動かなくなった。
わずかに命を取り止めた怪人恩田は、さすがにグッタリとなって、急に起き上がる力もない。
すると、神谷の隙見の眼界へ、銃を片手にノッソリと現われたのは、さいぜん彼をこの密室へとじこめた白髪白髯の老いぼれ、恩田の父親であった。息子の危急を救ったのはその父であった。
「檻をあけたのは誰だっ、まさかお前ではあるまい。そこな娘さんか」
彼は鋭い眼を光らせて、檻の前に倒れ伏している弘子の半裸体を睨みながら尋ねた。
「そうだよ。