후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かしとそのきょく
信時潔音楽随想集 バッハに非ず
信時 潔
信時 潔의 信時潔音楽随想集 バッハに非ず(かしとそのきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,387자 · 18화면
我国でも古今東西のあらゆる音楽の雑居氾濫する現状に対して、色々な立場から音楽はこの先どうなるか、このままでよいのか、音楽はそれなりにもっと社会的使命を自覚すべきではないか、というような疑問や感慨もしばしばきかれるのである。初めに挙げたカザルスやヒンデミートの警告も、世界の作曲界の現状が音楽の本質を逸した過度の専門化、人為的複雑化によって、多くの人達に親しみ難いものとなりつつあることへの反省の声である。
かつて音楽史上最高の花を咲かせた欧州古典音楽も、本来は素朴な民謡や民舞を源泉として発達したものであるが、今では万人の心に訴える自然な生命力を失いつつあるのである。バルトークが東欧の民楽に創作感興の母胎を見出したり、ヒンデミートがバッハ以前の音楽やまるで発達系統のちがう我国の能楽にまで郷愁的親近感を示しているのも、音楽の素朴な生命力の回復を願ってのことと思われる。
我国でも最近、民謡民舞を再認識する運動が盛んになり、創作曲に対しても国民性、民族性あるいは東洋性が改めて要求されている。それは充分意義のあることであるが、一面、時代に逆らう生活感情への停滞偏執の危険を蔵しており、民族主義の行き過ぎは往々音楽の普遍性をさまたげ、その国際性を弱めることもあるのを忘れてはならない。