후리가나로 읽는 일본 고전
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いだいなるゆめ
偉大なる夢
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 偉大なる夢(いだいなるゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,988자 · 234화면
白堊館の密話
僕はさしずめ、お父さんの発明の護衛役ってわけなんですね」
父と子は顔見合せて、声を立てて笑った。
老博士は例の大型の折鞄を大事そうに小脇に抱えて寝室へ退いたが、新一は一人あとに残って、長い間、長椅子に腰かけたまま身動きもしなかった。父の発明の重大さがようやく分って来たのであろう。それが地球全体の運命を左右することを、今こそひしひしと感じはじめたのであろう。彼の美しい顔は心もち青ざめ、白い額から恰好のよい鼻にかけて、細かい脂汗の玉が浮かび、うつろな両眼は、眼前三尺の空間を見つめたまま、いつまでも動かなかった。
白堊館の密話
大統領ルーズベルトは白堊館階上の私室に入って、ぴったりドアを閉めると、赤ん坊のような足どりでヨタヨタと安楽椅子に辿りつき、深いクッションの中へ、ぐったり身を沈めた。ドアの外には、戦争以来うるさくつき纒っている拳闘選手上りの巨大漢が、例の如く腕組みをして、厚い唇をへの字に結んで突立っているにちがいない。だが、部屋の中には誰もいない。大統領はやっとのことでただ一人になることが出来たのである。
彼はひどく疲れていた。日頃疲れを知らぬことを自慢にしていた彼も、人間の心力、体力には限りがあるという事実を認めないではいられなかった。