후리가나로 읽는 일본 고전
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ふゆ
冬
芥川 竜之介의 冬(ふゆ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,723자 · 12화면
僕はとうとう控室の前へ出、砂利を敷いた庭を歩きはじめた。そこには冬らしい日の光も当っているのに違いなかった。けれどもいつか立ち出した風も僕の顔へ薄い塵を吹きつけて来るのに違いなかった。僕は自然と依怙地になり、とにかく四時になるまでは控室へはいるまいと決心した。
僕は生憎四時になっても、まだ呼び出して貰われなかった。のみならず僕より後に来た人々もいつか呼び出しに遇ったと見え、大抵はもういなくなっていた。僕はとうとう控室へはいり、博奕打ちらしい男にお時宜をした上、僕の場合を相談した。が、彼はにこりともせず、浪花節語りに近い声にこう云う返事をしただけだった。
「一日に一人しか会わせませんからね。お前さんの前に誰か会っているんでしょう。」
勿論こう云う彼の言葉は僕を不安にしたのに違いなかった。僕はまた番号を呼びに来た看守に一体従兄に面会することは出来るかどうか尋ねることにした。しかし看守は僕の言葉に全然返事をしなかった上、僕の顔も見ずに歩いて行ってしまった。同時にまた博奕打ちらしい男も二三人の面会人と一しょに看守のあとについて行ってしまった。僕は土間のまん中に立ち、機械的に巻煙草に火をつけたりした。