후리가나로 읽는 일본 고전
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こおるアラベスク
凍るアラベスク
妹尾 アキ夫
妹尾 アキ夫의 凍るアラベスク(こおるアラベスク)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,278자 · 20화면
と叫んで身を縮ませた。
扉の向うには、やや離れた処に、一つの大きな窓があってあたりが一面に咫尺を弁ぜぬ真っ暗闇であるのに、ただその窓のみが、四角に区切られた火炎の如く、橙色に輝いているのである。
だが、彼らがそれを窓と意識したのは、ほんの僅かの間で、次の瞬間には、それが一つの大きな氷の塊で、内側から血のように濃い橙色の電光に照明されているのだと直ぐに解った。
彼らは急いで傍に馳けよった。
そして近くに寄って見て、また二度目に、
「あッ!」
と叫んで、身を縮ませた。
その氷の中には、小さい白い花を持つ軟らかい草花が、高い処にも、低い処にも、一面に唐草模様のごとく暴れ狂っていて、まんなかになにも身にまとわぬ一人の女が横向きに立っているのである。
その女は、輪廓の正しい横顔を見せ、ぱっちりした巴旦杏型の眼を、さながら生けるが如く大きく見開いているのであるが、興味あるのはその姿勢で、それは優雅なパウロワや自由なダンカンを真似たものでもなければ、またロダン一派の近代彫刻を真似たものでもなく、ただ右に向いて歩くように足を軽く前後にひろげ、掌を開き肘を直角に曲げた右腕を前に出し、左腕は自然に下に垂れているのである。