후리가나로 읽는 일본 고전
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れっきょうかんしのちゅうしんにあるにほん
列強環視の中心に在る日本
大隈 重信
大隈 重信의 列強環視の中心に在る日本(れっきょうかんしのちゅうしんにあるにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,124자 · 10화면
もし調和にして不可能ならんか、その結果はまたまた一大戦争である。このたびの戦争が、吾人人類に普く一大教訓を齎すべきであるが、しかし我輩の考うる一大教訓とは全く背馳して、このたびの戦争に基づき将来を予想して、再び一大戦争の起ると見るものもある。即ち、沢柳政太郎博士によって紹介されたるある無名氏の著「次の世界戦」がそれである。多分、独人の成ったものと思うが、それには、将来日本が大いに勃興し、汎蒙古主義を奉じて、同一宗教の下に一大帝国を建設し、支那を包括するのみか、その手は印度に伸び、南洋に伸び、英、米の勢力をも駆逐する。而して、ついに欧州の強国独逸と一大衝突を招来して、其処に従来類例無き凄壮なる争覇戦が起り、その極、敗れて地獄に投ずるものは独人か日人かというが如き意見を述べているが、これは誤れるの甚しきもので、かくの如きは、ただ日本を解釈しおらざるばかりでない。自己の心を標準として他人の心を忖度するためであって、畢竟、自己がかの誤れるトライチュケ一派の戦争哲学に捉われているからである。戦争は人生に必至のものなり、而して人類の進歩は戦争によりて促進せらるるものなりというが如き、誤れる思想に捉われているからである。