후리가나로 읽는 일본 고전
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くんしょうをもらうはなし
勲章を貰う話
菊池 寛
菊池 寛의 勲章を貰う話(くんしょうをもらうはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,721자 · 28화면
彼は、その後もダシコフ大尉と二、三度会ったことがある。そのたびに、この一等大尉は妙な苦笑いを頬に浮べているのを常とした。
この日、ダシコフ大尉はイワノウィッチの顔を見ると、いつものようにちょっと苦笑いをしたが、彼はすぐ椅子に反り返りながら、
「士官候補生イワノウィッチ!」と命令口調をもって、いい放った。「お前は、ブラウスキ街の十二番地を知っているだろう。いいか、わしは今、上官として、お前に命令を発するのだ」
イワノウィッチは、こう聞いた時、挑戦の手袋を投げつけられたように、きっとなった。
ブラウスキ街の十二番地というのは、彼の新しい情人であるリザベッタの住んでいる建物の所在地に相違なかった。
「わしはお前の上官だよ。いいかイワノウィッチ! わしのいうことは命令だよ。いいか! 注意をしてききなさい。お前は、今後ブラウスキ街十二番地に足踏みをしてはいけないんだ。いいか、あそこにある、木造の階段を昇ってはならないんだよ。いいか分かったか」
この命令をきいていたイワノウィッチの顔は、充血したと思う間もなく直ちに蒼白になってしまった。そして彼の唇が痙攣的に震え始めた。