후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면
食事も、尾籠な話であるが排泄も彼は極端に切りつめているようであった。ほんの一、二分でも、彼は生きている腸の前をはなれるのを好まなかった。
そういう状態が、三日もつづいた。
その揚句のことであった。
彼は連日の緊張生活に疲れ切って、いつの間にか三脚椅子の上に眠りこんでいたらしく自分の高鼾にはっと目ざめた。室内はまっくらであった。
彼は不吉な予感に襲われた。すぐと彼は椅子からとびおりて、電燈のスイッチをひねった。大切な、生ける腸が、もしや盗まれたのではないかと思ったからである。
「ふーん、まあよかった」
腸の入ったガラス管は、あいかわらず天井からぶらさがっていた。
だが彼は、間もなく悲鳴に似た叫び声をあげた。
「あっ、たいへんだ。腸が動いていない!」
彼はどすんと床の上に大きな音をたてて、尻餅をついた。彼は気違いのように頭髪をかきむしった。真黒い嵐のような絶望!
「ま、待てよ――」
彼はひとりで顔を赭らめて、立ちあがった。彼はピューレットを手にもった。そして三脚椅子の上にのぼった。
ガラス管の中から、清澄なる液をピューレット一杯に吸いとった。そしてそれを排水口に流した。