후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면
「できるのかしらといったって、あらまし出来ているんだよ、まったくいやになっちまわあ。超短波手術法なんてものが発達して、人間の身体が彫刻をするように楽に、勝手な外科手術をやれるようになった悪結果だよ」
「人造人間さえ出来る世の中だから、そんなこともできるわけだわ。でも、生きた人間が自分で性を変えるなんて、これは素晴らしい決心だわ。素晴らしい思いつきだわ」
バラは何を思ったか、急に寝床から身を起すと、たいへん昂奮の色を示して、太い腕でもって自分の扁平な胸をトントン叩くのだった。
「あきれたネ。君もなぜそんなに騒ぐのだ」
ペンが眉をひそめて叫んだ。
「まあ、素晴らしいことだわ。ポールはよくやったわ。あの人は靴工なんかにはもったいない人間だったんだわ。そう言えば前からそんな気がしていたけれど。それはわたしたち圧迫せられた人間の唯一の逃避の道なんだわ。いや、この政治に対する反逆なんだわ。――十八時のあの魂を膠づけにするような音楽浴、禁煙、禁酒、わたしたちにいかなる自由が残されてあるんだろう。わたしたちは医学の進歩によって永遠の生命と若さとを保証されている。死ぬのは刑罰による死か特に巧妙なる場合の自殺だけだ。