후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면
「ホホホホ、誰って、皆のことよ」
バラは何を思ったか、憂いの顔をといて、おもはゆげにほほえんだ。
間もなく戸外に、女大臣の到着したらしいざわめきが聞えてきた。
ペンとバラとは、戸口のほうに飛んでいった。
「あ、これは――」
「まあ、閣下が――」
女大臣の到着かと思ったのに、事実は女大臣は扈従のかたちで、そこには思いがけなくもミルキ閣下が傲然と立っていた。
アサリ女史はペンとバラとを尻眼にかけて室内に闖入した。そして誰に言ってるのかわからないようなそっぽを向いて、
「アリシア区の博士コハクは、本日ミルキ夫人との醜事件によって死刑執行をうけた。よってアリシア区の主任は当分のうち本大臣アサリが兼任する。なお女学員バラに臨時副主任を命ずる。終り」
ペンとバラの二人は、電気にうたれたように、慄えおののいた。博士コハクの非業の最期を、ただいまアサリ女史の言葉によって二人は始めて知ったのであるから。
博士がミルキ夫人と醜行があったなどということは信じられないことだった。博士は研究室に閉じこもって、二十四時間を殆ど仕事に費していた。醜行をするような余裕も気持も、博士にはなかったはずである。