후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면
崩壊しつくした警視庁跡に、大きな天幕が、いくつも張られてあった。
植松総監は、その天幕の一つの下で、壊れたコンクリートの塊の上に腰をかけ、そこに集まった四名の人物の顔を、ずーっと見まわした。
「この前も、お集まりをねがったが、また例の北見博士の件ですがな、ぜひご意見をおきかせねがいたい」
この一カ月の苦闘が、総監の頬を、げっそりと削ってしまった。
その前に、やはりコンクリートの塊に腰を下ろしている四名の人物も、この前とはちがって、別人のように、顔色もわるく、眼ばかり大きい。
この四人は、一人は、警視庁の精神病部長の馬詰博士、他の一人は、警務部長の多島警視、もう一人は、総監と同郷の帝大理学部教授の青倉博士、残りの一人は、気象台技師の志々度博士であった。
この前、総監の信頼するこの四名の権威者は、北見博士の取調べに、肩書を秘して立ち合ったのであった。彼らは、例の地震に遭って、危いところで、それぞれの生命を拾ったが、そのとき総監に答申したものは何であったかというと、
「北見博士は、精神病者だと認める。第五氷河期が近く襲来するという博士の説は、ぜんぜん根拠がない。