일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なんぽうゆうしん

南方郵信

中村 地平

中村 地平의 南方郵信(なんぽうゆうしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,899자 · 42화면

아오조라 문고

これではさすがの旦那も始末に困ってしまうのである。

奥さんは隣り町の米問屋から器量好みで貰われてきているのであるが、旦那の機嫌をそこねないための心労で、今はすっかり老けた感じになっている。奥さんも、例えばワイシャツのボタンがひとつだけとれていたり、カラーが純白でなかったりすると、そのたびに旦那から頬っぺたを必ず一つ二つなぐられる。だから奥さんまでが、この可愛いメッセンジャア・ボーイの厄介になることがある。

「三太や。こんどお父さんに、しらん顔をして尋ねちみい。お父さんはなぜお母さんに乱暴ばするんですかって」

昼間差し支えがあって、乗馬できなかった日の夕刻は、旦那は晩飯をすましたのち、三太の手を引いて散歩することにしている。

家の門を出ると、旦那は先ず椎の樹の下にたちどまって、深呼吸の方式で大きな息をつく。息を吸いこむ時、旦那はいかにも快さそうに、静かに眼をつむるが、眼をあけて見ると、遠く暮れ残りの明るい空を残して、椎の梢のぐるりにだけ、既に早い闇が降りている。その闇を背景として、背景よりはいくらか黒い紫色で、蝙蝠の群がせわしくとび交うている。

それから二人は、長い木橋をわたって、隣り町へとゆく。