후리가나로 읽는 일본 고전
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はんこう
反抗
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 反抗(はんこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,121자 · 282화면
窓の下に、黒っぽい粗末な茶箪笥があって、古い鑵を幾つも見せていたが、その上には、紫檀の盆の中に、薄手の上品な茶碗と錫の茶托とが、鬱金色の布巾の下から覗いていた。室の反対の隅には、漆塗りの衣桁に、薄汚れのした着物や手拭などが乱雑に掛っていた。凡ての点で、華美と貧寒との二つが投げやりのうちに雑居していた。それらを、天井から下ってる薄暗い電灯の光りが照らしていた。
お清は、平ったい竹籠から火鉢に炭をついで、細い息で吹き熾した。周平は変な気がして、その方をじっと眺めた。彼女はその眼付を読み取ってか、微笑みながら云った。
「階下のお婆さんが、寝る前に炭団をいけといてくれるから、いつも火種があって重宝よ。」そして火鉢の中をまた覗き込んで云い添えた。「だけど、いくら云ってもけちけちしてて、炭団一つきりしかいけとかないから、火を燃すのに一寸厄介だわ。」
それでも、やがて火が熾って、それを火燵に入れてしまうと、お清は縁側に出て何やらこそこそ探し始めた。縁側の端には、孤格子の鼠不入の前に、七輪や徳利や鍋などが散らばっていた。彼女は小さなコップと瓶詰の酒と味附海苔の鑵とを持ってきた。