후리가나로 읽는 일본 고전
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あづまばし
問はずがたり・吾妻橋 他十六篇
永井 荷風
永井 荷風의 問はずがたり・吾妻橋 他十六篇(あづまばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,586자 · 159화면
その時の光景は英国公使オルコックが「大君の首都における三年」と題された名高い記録に細述せられている。それに依って見るに、葬儀の主宰者は仏蘭西の伝道師某氏で、英米独仏の使節と随員とが参列し、独逸軍艦から上陸した海兵が軍楽を吹奏した。そして、光林寺の境内には老樹が多く墓地の幽邃であった事までが仔細に描写せられている。
わたくしがヒュースケンの墓を見て置きたいという心になったのは、オルコック公使の記録に誘われたが為である。記録は乾燥なる報告書ではない。著者は後に江戸浮世絵の蒐集家として欧洲の好事家中に知られた人だけあって、観察は細微に渉り、文章は理路整然としていながら、時には神経質かと思われる程感情に富んでいる。
わたくしは読下の際、光林寺葬送当日の光景は、もしもわたくしにして、これを能くすべき才能があったなら、好個の戯曲、好個の一幕物をなさしむるに足るべきような心持がした。顧れば十余年前の事である。満洲事変が起ってから、世には頻々として暗殺が行われ初めた頃である。一種の英雄主義が平和に飽きた人心を蠧毒し初めた頃である。しかるに、どういうわけからか、この新しい世の趨勢に対して、わたくしは不満と不安とを覚えて歇まざる結果、日本刀の為に生命を失った外国使臣の運命について、これを悲しむ情の俄に激しくなるのを止め得なかっ