후리가나로 읽는 일본 고전
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あづまばし
問はずがたり・吾妻橋 他十六篇
永井 荷風
永井 荷風의 問はずがたり・吾妻橋 他十六篇(あづまばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,586자 · 159화면
二
」
窓の下はすぐ河の流で駒形橋の橋影と対岸の町の灯が見える。
「ゆっくり遊びましょうよ。ねえ、あなた。お泊りできないの。」
客は裸体のまま窓に腰をかけて煙草をのむ女の様子を眺めながら、
「お前、パレスにいた時分露呈症だって云われていたんだろう。まったくらしいな。」
「露呈症ッて何よ。」
「身体中どこも隠さないで平気で見せることさ。」
「じゃ、ストリップは皆そうね。暑い時は涼しくっていいわ。さア、あんたもおぬぎなさいよ。」と道子は男のぬぎかけるワイシャツを後から手つだって引きはがした。
二
道子はもと南千住の裏長屋に貧しい暮しをしていた大工の娘である。兄が一人あったが戦地へ送られると間もなく病気で倒れ、父は空襲の時焼死して一家全滅した始末に、道子は松戸の田舎で農業をしている母親の実家へ母と共につれられて行ったが、ここも生活には困っていたので、母の食料をかせぐため、丁度十八になっていたのを幸い、周旋屋の世話で、その頃新にできた小岩の売笑窟へ身売りをしたのである。
男はまだ初めてと云う年頃であるが、気の持ちよう一ツで、女ならば誰にでも出来る商売のこと。道子は三月たたぬ中立派な稼ぎ人となり、母への仕送りには何の滞りもなくやって行ったが、程なくその母も急病で死んでしまい、道子はそれから以後、店で稼ぐ金は、いかほど抱主に歩割を