후리가나로 읽는 일본 고전
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 塔上の奇術師/鉄人Q(とうじょうのきじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 151,766자 · 303화면
三人の刑事は、ギョッとして、おもわず地面にうずくまりました。
すると、刑事たちのすぐそばまでとびおりてきた大こうもりが、そのまま、西洋館の反対の空中へ、スウッとまいあがっていったではありませんか。
ああ、わかった。ぶらんこです。四十面相のこうもり男は、大屋根から黒いつなにすがって、ぶらんこをやったのです。
淡谷さんの庭には、近所のめじるしになるような大きなしいの木がそびえています。そのしいの木は、上のほうでふたまたにわかれ、一方の枝が、ずっと横のほうにのびています。その太い枝に黒いつなをむすびつけ、つなのはじを大屋根までわたしておいて、四十面相はそれにすがって、とびおりたのです。
すると、その黒いつなが大きなふりこになって、サアッと地面に近づいたかとおもうと、こんどは反対の方角へスウッとあがっていったのです。
その方角に、淡谷邸の高いコンクリート塀があり、その外は、道路になっています。四十面相のこうもり男は、つながコンクリート塀の上にとどいた時、パッと手をはなして、塀の外へとびおりてしまいました。
こうもり男は、一郎青年に化けるまえに、たびたび淡谷邸にしのびこんで、屋根の上にすがたをあらわしたり、庭から書斎の窓をのぞいたりしていたのですから、その時、ぶらんこの用意をしておいたのでしょう。