후리가나로 읽는 일본 고전
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 塔上の奇術師/鉄人Q(とうじょうのきじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 151,766자 · 303화면
神社はふかい森につつまれ、ところどころにあわい電灯がついているだけですから、人のすがたが、やっと見わけられるほどの暗さです。
淡谷さんは、とりいの前に立って、しずかにあたりを見まわしました。いま、ちょうど十時なのです。
すると、森の中から、ひとりの男が、スウッと近づいてきました。黒い背広に、黒い鳥打ち帽をかぶっているので、まるで、やみの中から、やみが浮きだしてきたような感じです。それが四十面相だったのです。
「では、こちらへ来てください。車を待たせてあります。」
黒い男は、ささやくようにいって、淡谷さんの手をとりました。
ひかれるままについていきますと、神社のうらての森の外に、一台の自動車がヘッドライトを消してとまっていました。
四十面相と淡谷さんが、まだ森の中を歩いているころ、その自動車の下から、小さな人かげがあらわれ、こそこそと、やみの中に消えていきました。
自動車には運転手が乗っていましたが、じっと前を見ていたので、車の下のうしろから、小男が出てくるのを、すこしも気づかなかったのです。
この小男は、いったいなにものでしょう。かれは車の下にもぐってなにをしていたのでしょう。